英語を「話せる」人の共通点!3選

英語

日本生まれ・日本育ちのバイリンガルとして外資系企業で働いていた会社員時代。

業務でほぼ英語しか使わない環境だったこともあり、お友達や日本支社の同僚から「英語ってどうやったら話せるようになるの?」とよく聞かれていました。
(最近は子育て関係で知り合うパパママさんに聞かれることが多い)

そこで今回は、十数年の外資系企業勤務の私が見た!
日本生まれ&日本育ちでも「英語が話せる人」の共通点3選をまとめてみます。

と、その前に・・・。

あなたにとって「英語が話せる」ってどんなイメージ?

皆さんにとって、英語が話せるってどんなイメージでしょうか?
私は、日本人が「英語が話せない」と思ってしまう理由は、大きく2つあると思っています。

① 思い描いている「話せる」のレベルが高すぎる、もしくは、

②「話せる」が自分にとってどんなイメージなのかが明確ではない

「話せる」ってどんな感じかイメージを膨らませてみる

ひとことに「話せる」と言っても、様々なレベルとグラデーションがあります。

  • 旅行先のレストランで注文できる・道を聞ける
  • 日本に観光中の外国人の案内ができる
  • 仕事上、必要最低限のやり取りができる
  • 仕事で外国人相手にプレゼン・交渉できる
  • 会計・医療・法律など専門分野で話ができる
  • プロの通訳

ただ漠然と「話せるようになりたい!」と頑張るより、どのあたりを目指すのか、そして「こんな場面でこんな感じに話せたらいいな〜」をイメージするのが大事です。

そして最初はレベルを高く設定しすぎないこと。
海外に住んでいると、日常会話がそこそこできれば「私、英語ペラペラ!」と自信に満ちている非英語ネイティブの人がたくさんいます。

実際、仕事や留学で求められているのでなければ、日常会話が少しでもできれば「英語が話せる」内に入ります。
ビジネスで使えなければ話せるうちに入らないなんてことはありません。

ビジネスレベル以上を目指す場合でも、急にビジネスで交渉できるようなレベルで話せるようにはならないので、少しずつ「話せること」「話せる場面」を増やして段階を踏んでいきます。

ぜひ一度、あなたにとっての「こんな風に話せたら、英語話せるって言える!」イメージを膨らませてみてください。
そして自分にとっての「英語が話せる」を目標にしましょう。

ここから本題。

日本育ちでも「英語を話せる」人の共通点3選

1. とにかくアウトプット重視

「私、英語話せます」と言えるようになって十数年。
その間、たくさんの英語が第二言語の外国人(日本人含め)を見てきました。

移住1年目でもスラスラと会話ができる人もいれば、もう10年以上も現地に住んでいるのに英会話ができない人も。

その違いは、いかにアウトプット重視で学んでいるか

リーディングやリスニングは読んだり聞いたりだけでも十分上達しますが、ライティングスピーキングに関しては「使う」こと。とにかくアウトプットが大事です。
(英語の基礎知識が身についている前提)

アウトプットと聞くと、英語で話しかけたり、プレゼンしたり、なんだか難しそうに聞こえそうですが、個人的なオススメはシャドーイング

シャドーイングとは、お手本となる英語の音声を聞き、
少し遅れて自分で声に出して真似する方法

引用:English Osaru

詳しい方法や注意点はEnglish Osaruさんのこちらのページが大変分かりやすい。
気になる方はぜひチェック。

シャドーイングは、ひとりでひたすらぶつぶつ話しているように見えるので、はたから見ると怪しいですが、英語の基礎知識も単語もかなり習得しているのに「英語話そうとすると頭がフリーズしてしまう人」にオススメです。

ちなみに、私は90年代のアメリカ超人気ドラマ「Friends」全シーズンのDVDを箱買い。
全話を10回ループして、ひたすらシャドーイングした結果、自然と英語文が口から出てくるようになりました。

個人的には TED Talkも色々な分野がカバーされているのでオススメ。

シャドーイングで自信がついてきたら

実際に対面でアウトプットをしたい場合は、何かしら「英語を使わなければいけない」場面に飛び込んでしまうのが手っ取り早いです。今はAIと対話できるアプリなどもあるとか!(良い時代になった)

オンライン英会話、近くの観光名所の観光ボランティアや日本移住者との交流会など。
何かしら「使う」場面がご自身の身近にないか探してみましょう。

2. 発音・文法は気にし過ぎない

基礎レベルの発音・文法は「伝わりやすさ」のためには必要ですが、発音・文法は「綺麗さ」を気にし過ぎると話せるようにはなりません。

発音や文法の美しさより、はっきり話すことが大事

ひとことに英語の発音といっても、世界にはいろんな訛りがあります。洋画で観るような綺麗な発音で話す人は、実は結構少数派だと思います。

東南アジアやヨーロッパなどの出身の人たちと話していると、みんな発音が訛っていても堂々と話していて、「なんでアメリカ・イギリス風の発音で話したいの?」と聞かれたことも。
外資系勤務時代に出会った「英語が話せる」日本人の方たちも、発音・文法を気にしすぎず、はっきり話すという点が共通しています。

そして、私たちも日本語の文法がいつも教科書通りじゃないように、文法はネイティブでも間違えます。
論文や仕事などの書類では文法もしっかりチェックが大事ですが、話す時はあまり気にせずとも伝わります。

その昔、英語力に自信のなかった私は、発音においても、文法においても、とにかく「美しく」話すことを重視しすぎていました。
結果、留学後半年は「えーと、えーと・・・」と言葉が詰まってしまうことも多く、発音と文法が気になりすぎて、授業でも友達を作るにも、上手く自分の意見が言えないような状況でした。

ある日、私の態度を見かねた担当教授から「君ははっきり話さないから言いたいことがよくわからない。伝わればいいんだから!気にせずもっと堂々と話すんだ!」と喝を入れられる始末(笑)
このままではいけない!と思い立ち、発音も文法も少し間違ってる、でもはっきりと話すようになった時「あ、私、今話せてる!」と感じるように。

発音と文法は「気にしすぎない」が英語がどんどん話せるようになるポイントです。

3. 一度で伝わらなくても、めげないメンタル

個人的に英語を話せる人の一番の共通点は、めげないメンタル。

「頑張って英語で話してみたけど、相手に伝わらなかった・・・。」
「相手の言っていることがよく分からなかった・・・。」

そんなことありませんか?
私はしょっちゅうありました。めげてました(笑)

でも、日本人同士でも「ん?今なんて言った?」「あれ?今のどういうこと?」って思うことありませんか?
(私は耳が少し悪いので、よくある)

英語のネイティブ同士でも一度で相手に伝わらない、相手の言っていることがよく分からないことがあります。必ずしも英語力の問題ではないことも多々あるんです。

相手がなんて言ったのか分からない時は、「もう一度言ってもらえる?」と聞いてみる。

伝わらなかった時は、偶然聞こえなかったり、言い回しがわかりにくかっただけかもしれないので、もう一回言ってみる。

そして、「私の英語が下手だから・・・」とめげずに、「どんな風に言ったら、伝わるかな?」と考え、また伝えてみる。
私が出会ってきた英語が話せる日本人は、そんなめげないメンタルが共通していました。

「お互い様」精神が大事

その昔、英語ネイティブが話していることが分からなかったり、自分の言っていることが伝わらないと毎回落ち込んでいた私。「英語力のない自分に非がある」と思っていました。

ある日、同僚(同じく非英語ネイティブ)に打ち明けたところ、彼女の反応にびっくり。

え、私は相手のレベルに合わせて会話するのもネイティブの役目というか責任だと思ってる

『会話』ってお互いが配慮するものでしょ?私の言ってることが伝わってない時、相手の言ってることが分からない時、お互いに分かり合えるように配慮する。その責任は50:50じゃない?

引用: フランス人の元同僚

彼女はフランス圏出身で「英語とフランス語は世界共通語」だと言っていたので、そのメンタリティも影響していたようですが、「会話はtwo-way streetだから!」という意識の違いに、当時は「え!そんなふうに思えないよ〜!」と思っていました。

でも、外国人旅行客に日本語で話しかけられた時のことを思い出したんです。
そういう時、相手の日本語レベルに合わせて説明しようと思うし、相手の日本語が片言でも、一生懸命、諦めずに何かを伝えようとしてくれる態度の人が接しやすいよなぁと気づきました。

めげないメンタル、一番大事かもしれません。

まとめ

ここまで私なりに今まで見てきた英語が話せる人の共通点3選をザッと書いてみました。

  1. とにかくアウトプット重視
  2. 発音・文法は気にし過ぎない
  3. 一度で伝わらなくても、めげないメンタル

今まで多くの日本生まれ・日本育ちのバイリンガルの方と出会ってきましたが、この3点はいつも共通しているなぁと思います。

そしてみなさん、「自分が英語を話せるようになる環境を主体的に探して実行してきた」ということ。

海外留学をしても、英語が話せない人はたくさんいます。
日本でも海外でも、現地在住20年でも現地語を話せない人を見てきました。

一方で、日本生まれ・日本育ち。でも地道に努力して英語力を磨き、アウトプットする環境を自ら見つけて、アメリカ本社などの海外で活躍している人をたくさん見てきました。
英語を話せるようになるには学力は必ずしも必要ではありません。それよりも大事なのは学んだことをアウトプットする実行力です。

「英語を話せるようになりたい」と思っている方、とにかくアウトプットして、発音・文法は気にし過ぎず、めげないメンタルを持って実行あるのみです!

とりとめのない初投稿となりましたが、どなたか読んでくださった方の参考になると幸いです。

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